第55回京都病院学会は終了しました。
多くの方にご参加頂き、誠にありがとうございました。

京都病院学会 2020 京都病院学会 2020

学会長挨拶

第55回京都病院学会
学会長 清水鴻一郎

第55回京都病院学会の開催にあたり一言ご挨拶申し上げます。

今年度は新型コロナ肺炎感染拡大防止のためWEB形式での学会開催になりましたことを、基調講演の厚生労働省事務次官 鈴木俊彦先生、特別講演の藤田医科大学リハビリテーション医学Ⅰ講座主任教授 大高洋平先生を始め、発表者の皆様には大変ご迷惑おかけいたしますことを心からお詫び申し上げます。

今学会はメインテーマを『“令和” 時代 病院の進むべき道』〜地域共生社会の実現に向けて〜 とさせていただきました。要望演題のテーマは「地域包括ケアにおける病院の役割」とさせていただき、継続演題は今後医療界にとって重要な「働き方改革」をテーマとさせていただきました。2025年に迫った地域医療構想実現のために京都府においてもしっかりとした地域包括ケアシステムの構築とその中でそれぞれの病院の果たせる役割が何かを考えることを願ったテーマです。

ただ今回の新型コロナ肺炎が、パンデミックという我々が経験したことのない世界的な大流行の中、病床削減も目的とした地域医療構想を今一度根本的に再検討する必要もあるように思われます。世界の医療崩壊を目のあたりにすると、日本の医療界にとっても厳しい状況ではありますが、日本の医療制度の優れた点が改めて認識されたように思われます。

今回の新型コロナ肺炎の流行から学ぶべき点は多くあると存じます。日本医療界が一致協力して、この困難を乗り越え、明るい未来を迎えられることを願ってやみません。また、このような状況下で開催される今回のWEB形式の学会が今後の1つのモデルになるならば幸いです。

2020年4月吉日

基調講演 「社会保障改革の展望と地域共生社会 ~2040 年を見据えて~

※都合により内容を一部変更し、「最新の新型コロナウイルス感染症の状況とそれに対する厚生労働省及び政府の取り組み・対策、コロナ後の社会を踏まえたこれからの社会保障のあり方」に関する内容となっております。

厚生労働事務次官
鈴木 俊彦 氏

【略歴】

昭和58年4月に厚生省入省。京都府出向(高齢化対策課長等)、老健局企画官、保険局老人医療企画室長、内閣総理大臣官邸内閣参事官、厚生労働省大臣官房参事官、大臣官房会計課長、大臣官房審議官(雇用均等児童家庭担当・少子化対策担当)、社会・援護局長、年金局長、保険局長などを経て、平成30年7月から現職。

特別講演
「リハビリテーション医学の今と未来」

藤田医科大学医学部
リハビリテーション医学 I 講座
主任教授 大高 洋平 氏

【略歴】

1997年 4月 慶應義塾大学医学部 卒業
1997年 5月 慶應義塾大学医学部リハビリテーション科研修医
1999年 5月 宮崎市郡医師会病院内科
1999年 11月 国立療養所村山病院リハビリテーション科
2000年 11月 兵庫医科大学病院リハビリテーションセンター
2002年 4月 慶應義塾大学医学部 リハビリテーション医学教室 助手
2002年 5月 慶友整形外科病院リハビリテーション科 部長
2007年 4月 東京湾岸リハビリテーション病院リハビリテーション部 部長
2011年 10月 慶應義塾大学医学部 リハビリテーション医学教室 助教(医局長)
2017年 4月 藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学) リハビリテーション医学 I 講座 准教授
2019年 4月 藤田医科大学ロボティックスマートホーム・活動支援機器センター センター長
2019年 9月 藤田医科大学リハビリテーション医学 I 講座 教授

【資格】

リハビリテーション科専門医・日本リハビリテーション学会指導責任者
日本臨床神経生理学会専門医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
日本抗加齢医学会専門医
温泉療法医など

【学会活動】

日本リハビリテーション医学会・代議員
日本転倒予防学会・理事・編集委員(副編集委員長)
第8回日本転倒予防学会学術大会会長(2021 年予定)
日本ニューロリハビリテーション学会評議員
理学療法士作業療法士試験委員など

【主な著書】

「活動と転倒」(2016)医歯薬出版社編著ほか多数

要望演題 
「地域包括ケアにおける病院の役割」

継続演題 「働き方改革」

一般演題

「医師部門」「看護部門」「介護地域連携部門」
「薬剤部門」「放射線部門」「臨床検査部門」
「臨床工学部門」「リハビリテーション部門」
「栄養管理部門」「事務部門」
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